こころの在り処



これ、興味深かったからメモ的にブログに書いておきます。
あなたの心はどこから来るのか?「感情ヒートマップ」生物医学研究が明らかにした、幸福・絶望・愛・怒りの源泉」より

三木形態学では「こころは内臓にある」と書かれています。
こころの象徴はまさに心臓で、「胸の内」、「胸に手をあてる」、「胸がおどる」など、文字通り「こころは心臓」だったりします。
また、「腑に落ちる」、「腹の底から」などこころの在り処を内臓とする言葉もあります。

しかし、脳科学的には「こころは心臓や内臓にはない」という見解です。
「こころとは脳の働き方」で、物体としてあるのではなくて状態を示すものだ、というものです。

僕も「確かに、心臓にこころはないよなあ、、」と考えたりしてました。胸にこころがあるというのは昔の人の素敵な「例え」であって「科学」ではない、というか。

なので、三木形態学のこころが内臓にあるという「こころの在り処」の見解だけはどこか古来の迷信めいたものを払拭できずにいたのかなあ、なんて思ったりしていたのです。

けど、最近「こころの在り処」の見方を変えるような事実が発見されてちょっと嬉しくなったりしています。

例えば、オキシトシンと並んで「幸せ」に関するホルモン、セロトニンが腸から出ているとかも、そう。
「【新事実】幸せホルモン「セロトニン」は腸から出てることが判明! カレーを食べるとドバドバ出るらしい(笑) | ロケットニュース24

これがどのくらい事実であるかは分からないですが、「幸福感がお腹からやってくる」ってのは確かに腑に落ちます(笑)

精神医学や脳科学が進んでいくことによって、脳や意識の万能性が揺らいできている感じがするんです。

未来は「高賃金の頭脳労働」と「低賃金の肉体労働」の格差がますます別れ、ほんの1%の頭脳労働者賃金が99%の現場労働者の総賃金に匹敵する、という未来をイメージする人も多いかと思いますが、実は全身を使う労働の方が遥かに幸福になる可能性が高い気もする。

頭脳労働の報酬は「価値を勝ち取った」という脳が作り上げた幸福感に依拠する。
一方、身体労働は労働そのものによって身体全体として幸福感を得ることが多い。
頭の喜びと体の喜び、後者の方がなんだか幸福な気がする。


そして「PC中心の頭脳労働」よりも、「全身を使う身体的な労働」の方が実は「頭が良い人が多い」なんてことが科学的に立証されていく可能性もありそうだ。



あと、重要なのは下半身を暖めることなんだなあ。





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